わこのズボラ日記

ずぼらに生きるおんなの日記です。

父の突然の死

今、亡くなった父の遺体の隣にいる。

 

 

 

 

あまりにも急だった。

 

 

 

 

昨日、救急車で運ばれた。

 

 

 

 

関東は朝から雪だった。

 

 

 

 

昼時に母と兄から連絡があった。

 

 

 

 

その時はまだ何もわかっていなかった。

 

 

 

 

とりあえず私は実家に帰るのをやめた。

 

 

 

 

兄が向かったというのもあったから。

 

 

 

降り積もって行く雪と、

午後の仕事の予定も特になかったので

休みをもらい父が搬送された病院へ向かった。

 

 

 

 

病院に到着すると、

誰も家族はいなかった

連絡も取れない

 

 

 

 

救急の受付に確認して、

父が入院した病棟へ行った。

 

 

 

すると主治医が家族にムンテラをしてる最中だった。

 

 

 

夜もたないかもとの説明だった。

 

 

 

 

多分説明をされたけど、

しばらく受け入れられなかった。

 

 

 

 

まだ良くなる可能性があるんじゃないかと期待して、主治医は勧めなかったがこんなすぐ亡くなるわけないと思って延命治療を依頼した。

 

 

 

 

父の兄にも、延命治療のことは相談した。

すると家族で決めなと言われた。

無理はしないようにと。

 

 

 

 

父の経過を見ていくと、

だんだん延命治療が良いものなのかと迷いだした。

 

 

 

 

父の体の機能がもう限界なんだと徐々に理解できてきた。

 

 

 

 

それを無理矢理延ばそうとするのは、

父は辛いだけなんじゃないかと思った。

 

 

 

 

父はもう意識障害を起こしていて、

最初から全く意思疎通は取れない状況だった。

 

 

 

 

辛そうだった。

 

 

 

経過は早かった。

 

 

 

 

今日の午前1:26に亡くなった。

 

 

 

 

私だけが父を看取れた。

 

 

 

 

ドラマのようだった。

 

 

 

これがドラマだったら私は名女優かと思うくらい。

 

 

 

 

客観的な自分と

必死になってる自分と両方の私がいた

 

 

 

 

やれるだけのことはやった。

 

 

 

父によく頑張ったと

お疲れ様と言った

 

 

 

 

父の人生はお人好しな人生だった気がした

 

 

 

 

住宅ローンがチャラになっちゃうよ

 

 

 

 

もう少しお父さん、粘って生きても良かったんじゃないの?

 

 

 

 

でもそれだと辛いだけだったのかな…

 

 

 

 

お父さんは綺麗に死んでいった

 

 

 

 

私たちに介護もさせなかった

 

 

 

 

わがままに介護させても良かったんだよ?

 

 

 

 

涙ばっか出てくる

 

 

 

父の死はやっぱり特別だ

 

 

 

 

父の願い通りの死に方になったのかな

 

 

 

 

これで良かったのかな

 

 

 

 

父さんにありがとうという気持ちしか今思い浮かばない。

 

 

 

 

なんでだろう

 

 

 

 

やっぱり家族だからなのかな

 

 

 

 

父なりに一生懸命生きた人生だったと思う

 

 

 

 

もう少しこの世で楽しみを見つけてほしかったけど。

 

 

 

私は父を誇りに思う

 

 

 

 

ダメダメな人だったけど

 

 

 

 

父の意地を通したなと思う

 

 

 

 

それについてはあっぱれ

 

 

 

 

父さん、本当にありがとう。

 

 

 

 

私は父さんの娘で良かったよ